猫手作り食★手作りご飯

手作りご飯を始める時の注意

健康な猫の場合 病気の猫の場合

 健康な猫の場合

健康であれば、前のページにあるように、猫缶に少しずつ混ぜて食べさせる方法が、胃腸にもやさしいと思います。
ところが最近は、猫の世界で、手作りご飯が良いと、噂が広まったのか?いきなり手作りご飯を食べる猫も出てきました。

猫缶に少しずつ分からない程度に混ぜても、猫缶の味の変化に気付き・・・
「猫缶、ヘンな味するニャッ(▼▼メ) 」と怒る猫もいて、手作りご飯も猫缶も、ちゃんと食べてくれるそうです。本当にうらやましい話です。

ほとんどの猫は、始めからパクパク食べませんので、「色々な始め方」を読んで、作戦を立ててください。

いきなり手作りご飯を食べる猫は、そのまま手作りご飯を進めてください。
最初から栄養計算をしなくても良いですから、色々なお肉や野菜に挑戦して、猫の好みを探して下さい。

気をつけることは、生肉と野菜のバランスだと
思います。
生肉と野菜のバランスは重量で見ます。

※年寄り猫7歳以上は、生肉5:野菜5ぐらい。

※大人猫なら生肉6:野菜4ぐらいです。

※8ヶ月~1年半年ぐらいなら、
生肉6~7:野菜4~3ぐらいが、
良いと思います。

例えば、大体の成猫の1日分・・6:4
生肉120gと野菜80gになります。
野菜は、サツマイモまたはカボチャ40gぐらい、緑黄色野菜1種類、淡色野菜1種類を合わせて40gぐらいになるようにします。この分量を1日で食べきれなくても大丈夫ですよ。

お安い料理用秤を買って下さいね。お野菜やお肉を計ってメモφ(.. )して記録として残して下さいね。

お肉は、生が良いのか?ゆでるのが良いのか?と、迷う事もあると思います。私は生肉をお勧めしますが、鳥インフルエンザが心配な方もあるでしょう。ゆで肉でもOKですよ。加熱すると、タウリンが壊れてしまう
ので、サプリで補って下さい。

野菜は柔らかく煮て、フードプロセッサーで細かく砕きます。野菜の種類などは「色々な始め方」の「野菜が嫌い」の項目を見てください。

バランスを忘れないでね、手作りご飯をよく食べるようになったら、栄養計算して猫ご飯の中身を調べてね。

病気の猫の場合

なんとか病気が良くなって欲しいから、手作りご飯にしたいと考える飼い主さんは多いです。私も同じ事を考えましたから、お気持ちは良く分かります。

基本食は、なるだけ療法食缶詰を食べさせて下さいね。病気で気難しくなって、療法食缶詰を一切食べない猫は、カリカリ療法食でもかまいません。なにか食べないと生きていけませんから。

尿石症の場合は、S/Dからc/dに切り替わってから
手作りご飯へゆっくりと変えてください。

他の病気の場合も、ゆっくりと移行してください。
病気ですから、あせらないで、オヤツから生肉の練習を、始めるのが良いと思います。
完全手作りご飯を目指しても、難しい場合もあります。1日1回のオヤツでは、気休め程度かもしれませんが、生肉と野菜を食べさせてあげて下さい。

生肉は有機飼育された肉(鶏肉等)・有機野菜が良いと思います。有機物がどうしても手に入らない場合は、スーパーで普通に売っている鶏肉を買ってください。でも特価品のお肉は止めてね、鮮度の良い国産肉を選んで下さい。お野菜も同じです。

お肉の練習:おやつから始める。
生肉を猫一口大に切って一切れから練習します。
生肉にカツオの削り節・煮干しの粉・砕いたジャーキー等、猫の好きな物をお肉にまぶして、猫の鼻先に持って行き匂いをかがせます。そこで猫が食べるならOKですが、食べなければ猫の口の中に入れて、口を押さえて猫が飲み込むのを待ちます。

無理に食べさせるのは乱暴なようですが、「お肉は食べ物だ」と猫に分からせるためです。1日に1回・生肉一切れから始めて、ダンダン生肉を2切れ、3切れとふやします。とにかく肉の味を覚えさせます。

生肉に猫の好きな物をまぶしていますから、うまくいけば2~3日もすれば、お皿からお肉を食べると思います。お肉が5切れ程食べられるようになったら、野菜煮を作って下さい。

野菜の練習:
野菜は始めから欲張らないで、1~2種類ぐらいから、淡色野菜やサツマイモなど、甘くて柔らかい物を選んで下さい。
野菜の種類などは「色々な始め方」の「野菜が嫌い」の項目を見てください。野菜ドロドロの作り方も同じです。

野菜ドロドロの作り方:
1)鍋に小さく切った野菜を入れ、野菜がかぶる程度  のお水を入れる。
例えば、さつまいも20g・小松菜20g
2)煮干し2匹ぐらいを入れる。
(匂いつけの為に煮干しを入れますが、
かつお節や鶏がらスープでもOKです。
猫が好きそうな出汁を見つけてください。)
3)野菜が柔らかくなるまでコトコト煮る。
10分~20分ぐらい。
4)冷めたら煮汁ごと、フードプロセッサーですり潰  します。

指に野菜ドロドロをとって、猫の鼻にチョンとつけて、猫になめてもらいます。最初は2回ほどなめさせて終わりにしてね。煮干しの匂いがするので、ペロッとなめてくれると思います。
野菜に慣れる様、量をダンダン増やして行きます。

野菜ドロドロの煮汁は、カツオの削り節や鶏がらスープでも良いと思いますが、インスタント出汁を使わずに、普通に出汁を取って下さい。

野菜煮の代わりに青汁とか野菜ジュースを使うほうが簡単かもしれませんが、野菜にはビタミン、ポリフェノール、フラボノイド、カロチノイドと良い成分が沢山あります。この恵みを頂いて、なんとか腎臓、肝臓が持ち治ってもらいたいと思います。
野菜ジュースを使うなら、ご家庭で作って下さい。
市販物はやはりジュースで嗜好品だと思います。

お肉もお皿から3切れほど食べる・・
野菜ドロドロもなめる・・・
ここまで来たら、お肉と野菜を合わせて食べさせてみてね。最初はあくまでもオヤツ感覚で食べさせます。
オヤツの「生肉+野菜煮」を喜んで食べて、量が増えるようなら、1食として考えます。

ここまで来ると、試しに栄養計算して、病気に合うようなご飯を考えておきましょう。

いきなり栄養計算を始めると、何から始めて良いやらと戸惑います。まず、いつも食べている手作りご飯を栄養計算してみます。

いつもの食材、肉や野菜を使用する分量だけ計量します。計量した数字をメモしてください。
栄養計算表を開いて、食材の横の欄へ計量した数字を記入するだけで、栄養計算はお終いです。
計算表が勝手に、色々計算してくれて、各栄養素がどれくらい含まれているか、タンパク質は何%か等、勝手に出てきます。

病気に合わせた手作りご飯を作ることが出来ますよ。

ABOUT ME
nekopikaia
日本で最初の猫手作りご飯HP作成した猫ご飯研究家で、チャネラーもしています。過去から知恵を!未来から成功を!これらを融合して現代を幸せ生きるチャネリング・動物と会話するアニマルコミュニケーション・アカシックレコードを教えています。また、犬猫の飼い主にどんな病気にも対応する手作りご飯を教えています。