犬猫ハーブ サイリウム(プシリウム) Psyllium
学名:Arctium lappa
生薬名:牛蒡子 ごぼうし
使用部位:根・種子(葉)
主成分:アルクチオピクリン(苦味配糖体)・アルクチン(フラボノイド)
タンニン・ポリアセチレン・揮発油・イヌリン・セスキテルペン
ポリアセチレン:抗生作用 アルクチン:筋の緊張をほぐす。 |
安全性:日本では食用でよ~く知られています。
推奨量:(推奨量は人間用です。ワンニャンはここを見てね)
根・・・2~6gを1日3回
種子・・・1日分8g(食間)
作用:消炎作用、収斂作用、利尿作用、苦味健胃作用、
食欲不振改善、抗皮膚真菌作用、血液浄化作用、
風邪やインフルエンザ予防、血糖降下作用。
葉・・・胃腸虚弱(乾燥葉を煎じる)
根・・・煎じ薬をおでき、腫れ物、落屑がある湿疹、
にきびや水虫に塗る。
ハップ剤として、腫れ物や下肢の潰瘍につかう。
チンキ剤は、尿路結石や尿砂にもよいとされている。
種子・・・煎じ薬として、熱、喉の痛み、咳を伴う風邪に
使われるそうです。
他のハーブとの組み合わせ:単独より効果があるとされている。
・ダンディリオン(たんぽぽ)の根と混ぜると、
肝臓、胆嚢に働き、老廃物や尿中の有毒物質を
排出すると言われています。
・イエロードックと併用すると、全身の毒素を取り除き
消化が促進するそうです。(尿石症の猫には向かないよう
に思います。)
![](https://nekogohan.net/b023lin.gif)
管理人から・・・・・・
イエロードックとの併用は、尿石症の猫には向かないのではって
思います。イエロードックには尿石症に、なりやすい成分が
入っていたはず・・・・
昔から日本で食べられているので、いまさらハーブって言われても
なんだかピント来ませんが、ごぼうは血を綺麗にするとか聞いたことは
あります。
アメリカやヨーロッパでは、利尿、痛風、皮膚病改善に使われて
いたそうです。
中国では、解熱や鎮咳、風疹の痒み止め、喉 痛に使われて
いたそうです。
日本では、腫れ物、鎮咳、むくみ、解熱に使われていたそうです。
追記・・・猫ご飯にいつも入っています。薬効より繊維に期待して
生のごぼうを湯がいて、毎食入れています。
参考資料
メディカルハーブ安全性ハンドブック(東京堂出版)
健康食品ウソとホンとの見分け方(悠々社)
薬用ハーブの機能研究(健康産業新聞社)
世界薬用植物百科事典(成文堂新光社)
ハーブバイブル(角川書店)
メディカルハーブ(日本ヴォーグ社)
メゲッセ氏の薬草療法(自然の友社)
食べ物とがん予防(文芸春秋)
健康食品ノート(岩波新書)
保険が使える実用漢方薬(創芸社)
ナチュラルメディスン(春秋社)