政治家さんの発言で、揚げ足取りを
いつものようにやっていますね~
働くママをしていた経験から言うと・・・
少子化対策って、
働くママさんをどう支援するか?
不妊治療をお安く出来るか?
生まれた子供を、どう守るか?
これらに尽きると思います。
働くママになったら、保育所探しが始まります。
明日から子供を預けます・・なんてまず無理。
申請書を出して、許可がおりるまで、何ヶ月も待つ。
おまけに、働く所を先に見つけておかないとダメ。
保育所に入れてから、働く所をみつけるなんてまず出来ない。
いつ、保育所に入れるかわからない人を、会社が何ヶ月も
待って雇ってくれるだろうか?
(産休が取れる会社なら、会社は寿退職はしないこと、
しかし、妊婦に冷たい会社も多いと聞く)
そして、保育所は夕方までと決まっている。
遅くて6時30分ごろにはお迎えに行くことになる。
残業もない会社に勤めないと無理。で・・
パート勤めになる。
しかし、保育料また高い・・
乳児なら、1ヶ月7万円なんてザラ。
(30年前で乳児一人4万円でした。子供3人預けて、保育料が7万円だったと記憶している。当時のパート代は月6~7万円だった。兄弟がいると、安い方が半額になる制度もある。)
パート勤めで、2人子供を預けると、どうなるか・・
何の為にパートで働くのだろうと言う気になる。
保育所って、公務員のような仕事でないと、無理な
時間体制になっている・・・
食べ物屋の女将さんになると、普通の保育所へは預けられない。
ファッションビルにお勤めの、ママさんも、普通の
保育所には預けにくい。
風邪で熱があると、保育所は預かってくれない。
突然仕事を休む事になる。
保育所も病気の子供が、急変してもしも死亡なんて
ことになったら大変だから、絶対あずからない。
保育中に熱があると、仕事場にお迎えに来てくださいと
電話がある。
結局、祖父母が側に付いていなければ、どうしようもない。
親に助けられて、やっと子供が小学校に入る。
今度は、PTAの役員が待っている。
働いていますから役員になれません・・・こんな言い訳は
まず出来ない。
そして、地域の町内の役員も順番で廻ってくる。
町内会役員、子供会役員、婦人会役員、と色々ある。
つまり、学校と町内役員の掛け持ちの年もある。
(最近は、子ども会、婦人会が、廃止になった町内も多い)
なによりも小学校の低学年は、かえって来る時間が
早いから、家で子供一人になる。
学童保育もあるけれど、これも保育所のようには
行き届かない。
学童保育が無い小学校もある。
かぎっ子の預かり場所が、塾やおけいこ、になったりする。
働くママの支援が無い限り、子供を多く持たない親は増える。
不妊治療もお高いのは有名、100万円以上治療にかけると
続けるか、あきらめるか、選択しなければならない、と聞く。
何年も不妊治療の末、やっとわが子を産めたら、
そのまま家庭にいたいだろうけれど、今までかかった
不妊治療費で、家に中は火の車、
出産費用も40万円~70万円ぐらいかかる。
働き続けたので、キャリアも十分となれば、
保育所へ入れたいでしょう。
やっと、子供が高校生ぐらいになると、今度は
主人や自分の親たちが病気になる。
女の40代~50代は、介護する年齢と言われる。
介護保険があるから大丈夫・・
デイサービスがあるから大丈夫・・
とんでもない、
デイサービスも、たとえ玄関からでも
送り迎えをしなければならない。
ヘルパーさんだって、24時間いるわけではない。
よって、嫁や娘が気を配っている。
おまけに、色々出費もかさむ、だれが払うか?
親に経済力があれば良いのだけど・・・
自分の子供は大学へ行かせたい、親たちの介護に使う
お金もいる、働く事はやめられない事が多い。
介護は重労働、子供たちは反抗期・・・
はっきり言って、働く母親はくたびれる・・・
般若心境に、色即是空という言葉がある。
この世はすべて無であると説く。
親は無か?
子供は無か?
と自問自答するのである・・・
いったい、ご主人は何をしているのだろうか?
現実から逃げて「お前に、まかした」というか、
「お前の親ばっかりみて、俺の親は見ない」と怒る人もいる。
たまに、仕事も保育も介護も出来るご主人もいるが、
まず少ない。
母親は、ふと思う、結婚ってなんだろう・・・
わが娘が母になると、同じ事を繰りかえすのかと思う。
娘よ自立しろと言いたくなる。
娘たちは、自立し、働き、結婚しない、産まない・・・
この現実を、政治の力で、変えてみよ。