(=^・^=)猫と私の居眠り生活

ガジュツについて

ガジュツについて調べました。

ガジュツ(我朮)は、漢方薬の生薬でしたので、
持っている生薬説明本に記述がありました。
(灯台下暗しでした~(^_^;))

漢方薬として「浄腑湯」に配合されていました。
あまり一般的な漢方薬ではないようです。

ウコンの仲間なので、ウコンと薬理は似ているように思いますが、
ウコンほど研究されていないようです。

ガジュツは「日本薬局方」に記載されいます。

※薬理
1)実験的肝障害に対して、成分のフラノゲルメノンが予防効果をもつ。
2)胆汁促進作用は精油成分のシオネール・カンフェン・ピネンとガジュツ末にみられた。
3)抗潰瘍作用を持ち、胃の抗潰瘍作用の一部に細胞保護作用もあると思われる。

※適用
粉末剤や煎剤で芳香健胃の目的で用いられる。
中国においては、オケツや通経剤として用いられる。

※成分
精油成分として1~1.5%含まれる。
セスキテルペンとして・・・
クルゼレノン・クルジオン・ルクメノール・フラノジェノン・クルクモール・フラノジェン・デヒドロクルジオン・クルクメノール・ゼデロン・フラノゲルメノン・セスキテルペン生合成中間体。

モノテルペンとして・・・
1,4シネオール・(+)-カンファー・(+)-カンフェン・(+)-αピネン・(+)-ボルネオール等。

他に・・・
ジンジベレン・フラボン配糖体・樹脂・澱粉・ゴム質等。

※成分の説明(ネットで調べて分かった物だけ)
カンフェン:抗菌作用・抗炎症作用・抗ウィルス作用。

αピネン:抗感染作用・組織再生作用・抗炎症作用・鬱滞除去作用・強壮作用。

ボルネオール:胆汁分泌促進作用

カンファー:肝臓強壮作用・脂肪-粘液溶解作用・瘢痕形成作用・筋肉弛緩作用等・虫除けや殺虫作用。
精油カンファーの注意:カルボン等のケトン類には 神経毒性がある物質が多く、ケトン類を8%以上含む精油は皮膚への直接添付は禁止。

シネオール:免疫調整作用・抗炎症作用・耳、鼻、喉、気管支、肺等の炎症の鎮静作用。

ジンジベレン:催淫作用・消化促進作用等。

++++++++++++++++++++++++++++++

精油=エッセンシャルオイルとドライハーブやハーブの粉は同一視は出来ません。ハーブにも精油成分は含まれますが、精油はギュッと濃縮された成分が入っています。ドライハーブ1kgと精油1kgでは全然、成分の濃さが違ってきます。

植物の成分って、今の機械で計れる物しか分からないですから、調べきれない成分もあると思ってください。
ちなみに精油になると成分は3千種類とも言われています。

ガジュツは猫に安全だろうかと考えると、精油ティーツリーと比べて見ることにしました。
ティーツリーと同じ成分は、α-ピネン・シネオールですが、シネオールを調べると1,8とも1,4と記載されていて、どちらも含まれるか、どちらかが間違っているのか、分かりませんでした。
(内容成分は調べた限りのことです。成分はもっと沢山あって
ティーツリーと同じ成分も沢山あるのかもしれません)

精油ティーツリーの経口毒性は約LD50-1.9g/kgとされているようです。ガジュツは粉状態=LD50が147g/kg、エキス状態=LD50が5418 mg/kgとなっています。
ティーツリーよりガジュツの方が、経口毒が少ないことだと思います。

精油ティーツリーを猫にノミよけで振りかけた所、死亡した猫があったそうで、猫にはティーツリーや他の精油も使用しないとされています。
精油ティーツリーと猫についてのサイト
http://kittensafe.com/risk.htm

LD50とは、ネズミに食べさせて100匹にうち50匹死んだ事をさします。ネットで検索すると出てくるので、詳しくは検索してね。

猫にガジュツは大丈夫か?ですが、内容成分を調べていると、無茶苦茶悪いわけでもないという感じです。
猫によって、カンファーに反応してしまう場合が、絶対ないとも言えません。ウコンを食べさせて具合がなんとなく悪くなった・・なんて経験したなら、止めた方がよいでしょうね。
アレルギーって、どんなものがあるか、ナカナカ分からないですから、気をつけてください。
また、ガジュツのエキス剤のようなものは、成分が濃縮されていることもあるでしょうから、粉末状態のほうがよいかと思います。

ローズマリーはカンファーが入っています。精油ローズマリーはカンファーがあるので、子供には使うなとなっています。
精油ローズマリーは、猫にも使ってもらいたくないです。

ただ、ドライハーブのローズマリーになると、強い抗酸化作用を期待して、防腐剤として食餌に混ぜるようにと勧めている、本もありました。「ペットのためのハーブ大百科」

カンファーが入っていれば、すべて猫に悪いと考えるか、ドライハーブになると成分も少ないから猫にOKと考えるか、どちらでしょうね・・・

ガジュツを売っている所は、良いことばかり書いてあります。でもそれらは、研究によって分かった物ではなく、成分からこのような効果も期待される、、と言うあいまいなことが、かくされているように思います。

どんな健康食品も、自分の猫に合うだろうかと考えて、まず自分で飲んでみてください。お腹の調子、肌の調子、胃の調子、なにか変調があるかどうか、ご自分の体で色々観察してから、猫に試してください。

猫には薄い浸剤にして、小スプーン1杯から始めるとか、ごく少量から始めて、猫の様子を観察してください。おかしいと思ったら、即刻止めてくださいね。

ABOUT ME
nekopikaia
日本で最初の猫手作りご飯HP作成した猫ご飯研究家で、チャネラーもしています。過去から知恵を!未来から成功を!これらを融合して現代を幸せ生きるチャネリング・動物と会話するアニマルコミュニケーション・アカシックレコードを教えています。また、犬猫の飼い主にどんな病気にも対応する手作りご飯を教えています。