使用目的
・抗炎症剤として、口腔内、上気道、目、消化器官、
尿路の炎症、潰瘍に有効。
・粉にした根で作られた湿布薬は口腔内の感染
部位、潰瘍に直接塗布することができる。
用法・用量
目薬:
抗菌薬として働き、結膜炎等の炎症、赤みをすばやく減少させる。
乾燥した根を細かく刻み、濃いお茶を作る。
これを殺菌済みの生理食塩水(コンタクトレンズ用に市販
されている)1オンス(29.6ml)につき、12~20滴加える。
各眼、1回数滴
(小さい鳥、齧歯動物、その他には 1~2滴以下の微量)
一日2~3回点眼する。たいていの場合、症状は
これですぐに緩和される。
生理食塩水のかわりに、水を使い、耳、傷の洗浄に
使用する。
注意
・血圧をあげることもあるので、高血圧症の傾向がある場合は
使用を避ける。
・妊娠中の使用は避ける。
(含有成分であるベルベリンが子宮の収縮を刺激するから)
・2週間以上の長期使用は腸内細菌を変化させるので不可
・肝臓機能を過剰に刺激し、胆汁の過度な生産を
誘発する可能性があり、最終的に嘔吐という結果を引き起こす。
猫は、特にこの副作用の傾向がある。これを考慮
し、7日を超える、 連続使用は避けるべきである。
・生の植物を食べると粘膜の炎症を引き起こすことがある。
・血糖を下げるので、低血糖症である動物には使ってはいけない。
・高用量投与はV・B代謝を妨げるおそれがある。
・絶滅の危機にある植物なので、野生ものはなるべく避ける。
2001/11/20(火) 13:11:39