リコリス(甘草) Licorica,Liquorice
学名:Glycyrrhiza glabra L マメ科
生薬名:甘草
主成分:トリテルペン、サポニン(グリチルリチン酸が60%)
フラボノイド(イソフラボン、リキルチン、イソリキルチン、
フォルモネチン)
ポリサッカロイド、ステロール、クマリン、アスパラギン。
使用部位:根
安全性:・長期間、多量の服用をすべきでない。
治療目的で長期服用すると高血圧、浮腫、頭痛
めまいの兆候があり、可逆的なカリウム枯渇と
ナトリウム停留を起こす可能性があるが、
脱グリチルリチン処理された物では、通常副作用が
みられない。
・糖尿、高血圧、肝障害、腎不全、低カリウム血症には禁忌。
・ジアジド系利尿剤、緩下剤、強心配糖体、コルチゾールとの
併用はしない。
・貧血状態や妊娠中は摂取しない。
グリチルリチン酸含量の規定があるそうです。
推奨量:(推奨量は人間用です。ワンニャンはここを見てね)
1~5g、1日3回、6週間が使用上限。
茶剤として1日8gに制限されている。
リコリスを摂取する時は、ナトリウムの制限及び
カリウム摂取が望まれる。
作用:抗炎症、去痰、緩和、緩下、副腎ホルモン、
抗潰瘍、肝臓障害、鎮痙、抗アレルギー、解毒、
抗ウイルス、インターフェロン誘起作用。
日本の研究で、グリチルリチンが慢性肝炎や肝硬変に
効果があると判ったそうです。
胃の潰瘍部を小さくし、胃の保護粘膜を生産するそうで、
胃炎に良いとされています。
民間薬として・・・・
口内炎、胃炎、胃潰瘍、胃酸過多、関節の腫れ、
副腎の刺激、便秘、気管支炎、咳、食欲不振、
吐き気。
管理人から・・・・
今では清涼飲料水、醤油、お菓子に、化粧品、
慢性肝炎の薬、抗アレルギー薬、風邪薬の中にも
入っているそうです。
確かに甘いハーブですから、飲みやすいですね、
更年期にも良いとされているので、チンキ1本(1オンス)
飲んでみましたが、効果は感じられませんでした。
チンキ1本分では効果は出ないのでしょう・・・・・
口内炎に良いそうですから、甘いうがい薬はお子様
などに喜ばれそうですね。
甘いのに抗う触作用があるそうですが、歯磨きが1番です。
効果は色々あるハーブ生薬なんですが、禁忌も多いので
お気をつけください。