犬猫ハーブ サイリウム(プシリウム) Psyllium
(別名:オオバコ種子、サイリウムハスク、サイリウムシードガム、オバタ)
学名:Plantago spyllium オオバコ科
和名:エバウチオオバコ
主成分: 粘液物質 (アラビノキシラン)、
不揮発性油(リノレン酸、オレイン酸、パルチミン酸)
でん粉、食物繊維。
使用部位:種子、種子の外皮
安全性:・腸障害には禁忌。腸閉塞には禁忌。
・便秘や食道閉塞または腸閉塞を避けるため、十分な液体と
一緒に摂取する。
・糖尿病の方は、お医者さんに相談してください。
ヨーロッパの文献では、型の判別が難しい糖尿病には
禁忌、とされているそうです。
インスリン依存型糖尿病患者はインスリン服用量を減ら
すべき、と言うような記述もありますので、
糖尿の方は自己判断で服用しないで、お医者さんに相談
することを、お勧めします。
・医薬品を服用する時は、1時間空けてから服用する。
(便を増やす作用があるもの(膨張性緩下薬)は
ミネラルや薬の吸収を妨げるそうなので、長期間の
使用に際して、ミネラルの補充が適切にされる
のが望ましい。)
・何らかのアレルギーを持っている方は要注意です。
アレルギー反応が出るかもしれません。
推奨量:(推奨量は人間用です。ワンニャンはここを見てね)
・種子:人間で1日5gを水250mlで服用。
・種子:2.5~10g,1日2~3回、必ず液体(水)250mlで飲む。
本によって服用量が違っていました。
猫の場合は1g~2gを、水で十分ふやかしてから
食事に混ぜると良いと思います。
作用: 整腸作用、抗菌作用、抗炎症、鎮静、利尿。
・便秘のときは、種子にコップ1杯の熱湯を注ぎ、冷めてから
寝る前に服用する。
種子20gを200mlの水に10時間浸し、夜に服用する。
本によっては、このように違っています。
以下の効果はいずれも、種を十分に水で浸して、ゼリー状の粘液が
出たものを服用すると良いそうです。
・種子は、下痢にも使われているそうです。
潰瘍性大腸炎、クローン病など。
・種子は、痔のとき便をやわらかくし、血管の炎症も抑える。
・種子は解毒にも使われている。
自己中毒の軽減など。
・胃腸症状
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多。
・インドでは、尿道系の治療に使われるそうです。
・コレステロールを減らすとも言われているようです。
・外用薬として
カレンデュラの浸出液に、種を浸したものは、湿布薬となり
腫れ物、膿傷、ひょう疽の症状を軽くするために使用される。
◎オニオオバコとヘラオオバコについて・・・ このオオバコは種より葉を使います。家の周りなどに生えています。 (間違いないと思いますが、違っていたら、 お知らせいただければ、ありがたいです。)・葉のジュース 膀胱炎、下痢に生の葉を絞ったもの1日3回10mlずつ服用。 炎症、腫れ物、傷に洗浄剤として使う。 歯肉の炎症に薄めたもので、うがいをする。 ・葉のチンキ ・軟膏 ・車前草の使われ方 |
管理人から・・・
オオバコの種子は、一時期ダイエットで有名になりました。
これを、ふやかして猫ご飯に入れると、たしかにウンチは出るのですが、
サイリウム・ウンチとでも言うか、、ブヨブヨしたウンチが出ました。
サイリウムの量が多かったのでしょうか、普通のウンチに見えなかった
ので、長期に使うのは止めました。
製品で売っているものは、種子も殻も粉状態になっています。
水に10時間もつけなくても、すぐにドロドロになりました。
使用説明をよく読んで、十分な水と共に飲んでくださいね、
腸が詰まったら大変ですから。
糖尿については、効果があるともされていたり、どちらの説をとるか、
迷いますが、糖尿って余病も多いので、お医者さんに相談した方が
良いと思いましたので、ヨーロッパ説を取り上げました。
コレステロールを下げると言われていますが、食物繊維が多いから
でしょうね。食物繊維と大腸がんの関係は、無いとも有るとも
両方の研究結果があるそうです。どちらなんでしょう、早く結論が
出てほしいです。
昔からヨーロッパ、北アフリカ、アジアで便秘薬として、使われていた
そうです。