犬猫ハーブ イエロードック Yellow Dock
学名:Rumex crispus
タデ科
生薬名は牛耳大黄(ギュウジダイオウ)
日本名はナガバギシギシ
主成分:アントラキノン・ネポジン・エモジン・
クリソファノール・タンニン・蓚酸・揮発油
使用部位:根
安全性:葉には高濃度の蓚酸塩が含まれるので
腎臓結石および痛風の既往歴がある場合は注意する。
しかし、根の蓚酸塩の量は安全である。
少量の(3~4%)アントラキノン配糖体を含むが
緩下作用を示すに過ぎない。
作用:緩下剤:肝臓:利胆剤:強壮剤:清浄剤:
収れん剤:抗壊血病剤:
乾癬などの慢性皮膚疾患に幅広く使用されます。
( 抽出液をクリームとして使用します。)
腸に対しては際立った便通作用がありますが穏やかな効き目を
示しますので、便秘には単に腸の筋肉を刺激する以上の幅広い
働きかけがあります。胆汁の流れを促して血を浄化する作用も
あります。
胆嚢に作用してうっ血が原因の黄疸の治療にも役立ちます。
イエロードックとゴボウ(バードック)ダンディリオン(西洋
タンポポ)一緒に用いると、浄化と解毒作用になる。
身体の高濃度の毒素に起因する広範囲の症状に用いられる。
これらは消化不良や便秘と同様に、腫れ物、湿疹、乾癬、
のような皮膚症状や真菌感染、関節炎やリュウマチ症、
特に骨関節症に用いられる。
参考資料
メディカルハーブ安全性ハンドブック(東京堂出版)
健康食品ウソとホンとの見分け方(悠々社)
薬用ハーブの機能研究(健康産業新聞社)
世界薬用植物百科事典(成文堂新光社)
ハーブバイブル(角川書店)
メディカルハーブ(日本ヴォーグ社)
メゲッセ氏の薬草療法(自然の友社)
食べ物とがん予防(文芸春秋)
健康食品ノート(岩波新書)
保険が使える実用漢方薬(創芸社)
ナチュラルメディスン(春秋社)