[470] はじめまして★ 投稿者: 投稿日:2004/02/04(Wed) 16:14
実は大分前からお邪魔させて戴いていたのですが、今回が初めてのカキコです。
今は2匹の男の子と夫と、東京に在住しています。よろしくね♪
FIPの書き込みがあったので、我が家の体験談がもしかしたら
何かのお役に立つかしら、、、と思いました。
2匹のうちの弟のほうが2年前にFIPのドライで発症しました。
が、後遺症は残ったものの、助かって今も元気です。
FIPは確かに獣医療界でもグレーの部分が多い病気なので
経験から、獣医さんも除けちゃう感じがするんですよね、、、
発症しなければいい、、、とも言えず、我が家のお兄ちゃんは
弟からの感染がもとで、慢性腎不全になってしまいました。
勿論発症した方が致死率がグンと高くなりますので、発症させ
ない事が何よりも大切です。
発症は、正直言って数値の高さとあまり密接ではなさそうです。
それよりも上り傾向か、下り傾向かを知っておく方が大事みたい。
ですから定期的な血液検査はやっぱり必要かな、、、と。
で、多くの獣医が言う安全圏、200以下まで下がれば発症の心配から
かなり回避できたと思っていいでしょう、勿論100%ではありませんが。
この検査、抗体価はウイルスの居る居ないの検査ではなく、従って
陰性と言っても、全くウイルスが皆無か否かは立証できません。
そして(細かいことを言って申し訳ありません)猫ピカイアさんの
言葉を一部訂正させて戴きますと、ウイルスは殺されてくれません。
ウイルスは細菌とは違いますので、一度宿主である猫の身体に入り
込むと、猫の命がある限り、共存と言う形で居座るんだそうです。
弟は抗体価1600で、去勢手術がファクターになり発症しました。
手術を終えて帰宅した途端、下痢から始まったのです。
全麻というのは動物にとってこんなに負荷が掛かるのですね。
勿論手術で全てのコロナキャリアの猫が、FIPを発症するとは
限りませんが、キャリアと解っていれば抗体価が安全圏まで
下がってから、不妊手術を受けられる事をお勧めします。
また、ワクチン接種も発症のファクターになり得ますので
摂取なさらない事をお勧めします、特に混合ワクチンは。
我が家の弟猫が発症して助かった時に行っていた治療は、
ひとつは静脈輸液を平熱になるまで続けた事、
そしてもうひとつはホメオパシーのレメディでした。
発症した場合に助かるためには、その子の生命力しかありません。
ホメオパシーが後押ししてくれたのは事実ですが、でも一番は
ケミカルな治療でこの子の生命力を低下させなかった事だと思います。
私は友人達の猫が、FIPで命を落とすのを何度も見てきました。
大抵最初は発症した事に気が付かず、獣医も調べようとせず
抗生物質やステロイドを乱打してしまいました。
ウイルスには抗生物質では太刀打ちできないばかりか
自己免疫機能がズドンと落ちてしまいます。
最近FIPの発症が目立って多い、、と言ったのは我が家の主治医、
こちらで度々お名前があがっているアカシア動物病院の院長先生です。
精神的でも肉体的でも、強いストレスがFIP発症のファクターに
なります。でも気にし過ぎは却ってマイナスになり得ます。
不幸にして発症してしまった時は、ケミカルな薬剤だけに頼らず
単純な輸液療法も頭の隅に入れて置いてください。
・・・と、長々と書いてしまいました、読むの大変だったでしょ?
私も2年前にピトケアン先生の本に出会ってから、なんとかご飯の
見直しを、、と頑張ってきました。
でも情けないことに2年で出来た事は、カリカリ・オンリーを1/4だけ
デリカに置き換えられた事だけ(–;
これからもちょくちょく顔を出しますので、宜しくご指導お願いします。