猫ご飯の小技(栄養のお話)

   栄養が足りているご飯って?
    ダメな食べ物とは
    食べない時の工夫
    妊娠・授乳・子猫の栄養

手作り食の世界は、まだ分からないことが多いです。
以下の事は私が思っていることであって、獣医学的な根拠があったり、なかったりするものです。ご了承下さいませ。
栄養学はドンドン進んでいますので、この情報もすぐに古くなりますよ~
何事も、自己責任 自己判断でお願い致します。2003年11月
家で使っている最近のサプリメントです

乾燥重量 カルシウム リン マグネシウム ナトリウム
カリウム タンパク質 炭水化物 繊維 脂質
ビタミンA ビタミンD ビタミンK 亜鉛
各栄養素上限値 基準値とは

栄養が足りている猫ご飯を作ろう

 私の気持ち・・・・・m(__)m  H16・4・30追記
栄養計算は必要か否か・・・色々考え方はあると思います。
タダの飼い主の私も、まったく栄養計算が要らないなら、
こんなありがたいことはないです。
でも、でも、猫も年が行きます、若頃なんでもなかった事が、体にこたえる
こともあると思います。栄養の偏りによる病気もあります。
カルシウムやリンのバランス、ビタミンA、ビタミンDの過剰症も気になります。
猫が好きだからと言って、毎日、毎日魚を食べていて大丈夫だろうか?
また、私の作ったご飯って、本当に大丈夫なの?
このような疑問から、猫ご飯の栄養について調べました。
あなたの猫ちゃんが、ある程度手作り食を食べるなら、たまには
栄養の過不足を気にしてあげて下さい。・・・終わり・・・m(__)m

     犬猫栄養計算表無料配布について、私の思いを一言・・2009/10・・追記
手作りご飯のホームページを始めた頃、獣医さんに「手作りご飯にしています」
と伝えると、獣医さんが飼い主さんを叱ったり顔をしかめたりで、飼い主さん
から、このような事を獣医さんに言われた、手作りご飯を続けても良いか?と
お問い合わせが多かったのです。私は、獣医さんが栄養に付いて「叱る」
のではなく指導すれば飼い主さんだって頑張ると思いました。
AAFCO基準値に添ったご飯を飼い主だって作れますよ、AAFCO基準値を無視
していませんよ・・・と言う事で犬猫栄養計算表を印刷して獣医さんに
見せて、栄養の何が過剰か?何が不足か?と尋ねたら良いのではと思い
栄養計算表を作り無料配布を始めました。
このようないきさつから6年以上がたちました。手作りご飯に理解のある
獣医さんも増えました。嬉しい限りです。
でも、最近はなんちゃってご飯で体調を崩す犬猫が増えました。
猫には猫のご飯バランス・犬には犬のご飯バランスがあることを、
飼い主さん達に知って欲しいです。

****===*===****
よく分かっていらっしゃると思いますが、食材の調理の仕方や保存によって
栄養成分は変わります。成分値の本にない食品を使うこともあったりで、
完璧な成分値を求めるのは、家庭ではまず無理です。こう言う事を頭の
片隅において、成分計算をしてみてください。

では、まったく成分値の計算は無駄か?いえ、そうではないと思います。
タンパク質30%が調理によって半減することはないでしょうし、
ビタミンB1が少ないのが、増えることもないでしょう。
バカバカしい例で、失礼致しました。
計算で出した栄養成分値は目安になると思います。

・腎臓や肝臓が悪くなった時、タンパク質、脂肪、炭水化物、カリウム、
カルシウム、リン、マグネシウムなどの%のバランスが大切になります。
療法食ではこのバランスは、軽視できないと思っています。
家庭で作る療法食は、計算上だけでもバランスを大事にしたほうが
良いと思います。普通食もこれらのバランスを考えてね。

猫ご飯を作り始めると栄養が足りているか、大変気になりました。
調べると色々な基準値があったのですが、基準値を満たした猫ご飯
とは?と考えてしまいました。

お家で作る猫ご飯って、どれだけ栄養素が入っていれば良いか?
管理人が疑問に思って調べた栄養素の数値です。
健康な成猫を中心に調べています。

療法食の栄養数値はこちら。

3大栄養素:タンパク質・脂質・炭水化物
ミネラル:ナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウム・リン
微量ミネラル:鉄、亜鉛、マンガン、銅
**

基準値:どこの研究機関も栄養値の最小値・最大値・100㌍当たりの
栄養素許容量しかありません。体重別の栄養基準値は無いようです。
食品から水分を抜いた、乾燥重量1kgに対しての基準値です。
一般的に使える基準値ではないですね・・・
最大基準値の栄養素は、すべての栄養素を網羅していません。
最小値以下、最大値以上の栄養素は、健康被害が出る可能性が
あると言う事でしょうね・・・
これらの基準値は、あくまでも市販フードに対してです。
手作りご飯の基準値ではないですが、参考になると思います。

基準値としていますが、正式には、成猫維持期の為の
最小栄養素許容量
最大栄養素許容量
となっています。ここでは、分かりやすいように、
基準値とします。

* AAFCO:米国飼料検査官協会の略
* NRC:米国学術研究会議の略
(精製された飼料による研究なのでフード向きでないとされています)
* CVMA:カナダ獣医医療協会の略

NRCから新しい犬猫の基準値が発表されたようです。
2006年6月 発刊 「新飼養標準」
今までは、AAFCOが犬猫フードに良いとされていましたが、
NRCが巻き返したようです。
プレビュー版では、体重別があったようですが、新刊では
削除されているとか・・・残念~
       以下に出てくる 各栄養素何%の数値は、
乾燥重量1kgに対して、最少基準値の%になります。

(参考文献は「小動物の臨床栄養学」 学窓社)

 〔乾燥重量〕
・猫の要求量基準値を見て最初にぶつかるのが、乾燥重量という言葉でした。

食品重量食品に含まれる水分=乾燥重量
DMB水分を含まない状態を基準としている。

乾燥重量って、栄養学的な言葉であって、普通の食べものには
カラカラに乾燥したように見える、出汁混布にも水分はあります。
食品から水分を、すっかりなくした重量なんて、本当にややこしい事。

栄養計算をしていると、乾燥重量を増やせば3大栄養素や
ミネラルの%は下がると遅まきながら気が付いて、
水分のない食材を探したこともありますが、
油を加えると下がってきます。(入れすぎも問題だけど)
それと裏技というか・・サプリメントの量も重量に入れると
乾燥重量が増えてて、各%が下がってきますよ。
このサプリの重量を入れる方法は、肝臓や腎臓食を作る時に
使うと良いと思います。
普通食の時は、頑張って普通の食材で乾燥重量を増やした
方がよいのではと思います。

乾燥重量が増えやすい食材・・・・粉です。
小麦粉、ライ麦粉、コーンミール、キャッサバでん粉(タピオカの粉)
このような食材でなんとか乾燥重量を増やしています。

最近は、粉類は使っていません。
ダンダン栄養計算が上手になった?どうなのか分かりませんが、
カボチャやサツマイモで、各栄養素%が下がってきます。
また、ハトムギの粉は少し使っています。
(追記2006・12)
炭水化物を増やすのは、いかがなもの・・?と疑問に感じる飼い主さんも
多いと思います。それは炭水化物の項目を見てね。

〔カルシウム〕

・普通食でも、カルシウムとリンのバランスが必要になります。

AAFCO最小基準値・乾燥重量1kgに対して(1999年度版)

 

成猫 比率
カルシウム 0.6% 1.2
リン 0.5%

 

NRC飼養標準・乾燥重量1kgに対して(1986年度版)

 

成猫 比率
カルシウム 0.8% 1.33
リン 0.6%

 

CVMA最小基準値・乾燥重量1kgに対して(1993年度版)

 

成猫 比率
カルシウム 1% 1.25
リン 0.8%

 

〔リン〕

リン・0.6%(乾燥重量)を超えるリンを長期間摂取するなら
腎機能に障害が起こると結論ずける研究者もいます。

毎日のご飯は、AAFCO最小基準値のリン0.5%前後
多くても0.7%ぐらいでしょうか・・・

CVMAは、リンを0.8%が最小値としていますが、
どうなんでしょうね・・・

〔マグネシウム〕

・マグネシウムは猫の尿石症対策で、考える必要があります。

健康な成猫の最小量

 

マグネシウム 乾燥重量1kg 100㌍当たり
AAFCO最小基準値 0.04% 10mg
NRC飼養標準・最小値 0.04% 8mg
CVMA最小基準値 0.05% 13mg

とても少ない最小基準値になっています。
手作り食ではこのような数値はあわせ難いので、

100㌍当たり、マグネシウムが20mg~40mg
100㌍当たり、リン125mg~250mg
こちらの値も参考にしています。

健康な猫なら、毎日のご飯のマグネシウムは、
0.07%~0.1%で良いと思います。

ストルバイト尿石症・・・・
猫の本に、「100㌍中マグネシウム11mg以下なら酸性尿を生成する」
と記述がありました。ただしこれは療法食の数値です。
「100㌍中マグネシウム11mg以下」
これを健康な猫また老化した猫に毎日数年与え続けると、
シュウ酸カルシウム結石になる可能性があるそうです。

尿石症の療法食に含まれるミネラルバランス。

ストルバイト尿石症予防のキャットフード栄養素の推奨基準

 

栄養素 乾燥重量% 100㌍あたり
リン  0.5~0.9%  0.11g~0.24g
ナトリウム  0.2~0.6%  0.06g~0.11g
マグネシウム  0.04~0.1%  9mg~20mg

 

ストルバイト尿石を溶解するキャットフード栄養素の推奨基準

 

栄養素 乾燥重量% 100㌍あたり
リン  0.5~0.8%  0.11g~0.17g
ナトリウム  0.2~0.9%  0.15g~0.18g
マグネシウム  0.04~0.06%  9mg~12mg

 

シュウ酸カルシウム尿石症予防のキャットフード栄養素の推奨基準

 

栄養素 乾燥重量% 100㌍あたり
カルシウム 0.5~0.8% 0.11g~0.2g
リン 0.5~0.7% 0.10~0.16g
ナトリウム 0.1~0.4% 0.03g~0.1g
マグネシウム  0.04~0.10%  18mg~20mg

上記3つの推奨基準は、療法食の数値です。
健康な猫向きではありませんので注意して下さい。

尿石症だからと言って、あまりにもマグネシウムを押さえると
こんどはシュウ酸カルシウム尿石症の心配が~、
尿石症が治ったなら、水分の多い普通食に戻す方が良いと思います。
猫ご飯に詳しい獣医さんとよく相談して、手作り食を進めるのが
理想です・・・・・

〔ナトリウム〕

・塩分とナトリウムの計算
ナトリウム量を2.54倍すると食塩の量に換算できます。

ナトリウムは、AAFCO最小値 0.2% 以下にならないように、
気を付けて下さい。

〔カリウム〕

・カリウムは、手作り食にするとAAFCO基準値より多くなりますが、
腎臓のカリウム排泄が妨げられない限り、カリウムの摂取量が
増加しても、高カリウム血症は起こりにくいそうです。
他のミネラルほど早く蓄積されることがないので、毎日食事から
摂取したほうが良いそうです。

〔タンパク質〕

粗タンパク質とは:タンパク質は、豆やお米にも含まれています。
動物性タンパク質だけではなく、植物性タンパク質も含めた
タンパク質量になります。

粗タンパク質 乾燥重量1kg 100㌍当たり
AAFCO最小基準値 26% 6.5g
NRC最小基準値 24% 4.8g
CVMA最小基準値 28% 7g

 

成猫維持キャットフードでは、粗タンパク質45%(DMB)を
超えるべきではない。とされています。

ナチュラル系のしっかりしたメーカーの成分を真似てみました。
某猫缶で乾燥重量を計算してみました。
粗タンパク質11.4%
水分  74.36%
11.4÷(100-74.36)=44.46%(猫缶の乾燥重量)

このメーカーさんの老猫用で38.5%の粗タンパク質でした。

ついでにと言ってはなんですが、生肉は、消化率96%です。
(生肉って消化がいいんですね)

粗たんぱく質とかの「粗」は、植物たんぱく質も含まれています。
業界もこのあたりを改めるそうです。
猫には、動物性たんぱく質が25%は必要となっているのですから
粗たんぱく質・・というややこしい表記は早くやめてもらいたいですね。
2009/10・・追記

以下の数値は管理人が勝手に思っているので、獣医学的根拠はありません。
ザット流して下さい。
生後1年から5年まで粗タンパク質40%~43%
生後5年から7年まで粗タンパク質40%
生後7年以上で粗タンパク質38%~36%
こんな感じかなと思っています ~(=- ェ -=).。oO
ご自分の猫ちゃんに合う数値を研究して下さいませ。
オイオイ、この数値はおかしいよと言う方、良い粗タンパク質%
教えて下さいね。よろしく m(__)m
漢字が「素」と間違えていました・・正しくは「粗」です。訂正しました。
2009/10

〔炭水化物〕

・炭水化物って必要か必要でないか、これはよく言われます。
でも売っているフードの中には入っています、表示されて
いないのは何故でしょうか。(計算するのがメンドクサイって)

炭水化物40%以上(DMB)なら消化不良が起こる可能性がある
そうです。
炭水化物40%以上にならないように、気をつけてね。

猫によって炭水化物を、消化しやす猫としにくい猫が、あるかも
しれませんので、猫ちゃんの様子をみながら加減して下さいね。

炭水化物はエネルギー供給に必要とされ、成長期、高エネルギー
を必要とする動物には、少なくとも20%の炭水化物がフードに
含まれるべきとされているようです。

猫は犬と違って、炭水化物を効率よく利用する能力に欠けると
されています。
炭水化物を含む食材は、必ず加熱して消化をよくしなければ
いけないそうです。

毎日のご飯の炭水化物は、25%~38%ぐらいでしょうか。
サツマイモやカボチャだけで良い場合もあります。
穀類ですが、ご飯や小麦粉ですが、なるだけやめて、代わりに
雑穀のハトムギ、キビ・アワ・ヒエが、良いように感じます。
ハトムギは独特の匂いがあるので、少量が良いでしょう。
キビ、アワ、ヒエもマグネシウムが多いので、尿石症の場合
量に気をつけてください。

炭水化物について・・・2009/10追記
炭水化物というのは栄養学では古い呼び名です。
今は「糖質」となっています。
糖質の中には、甘いお砂糖から食物繊維も含まれていますので、
少し混乱しますね。
「炭水化物は悪い」だから「穀類は食べさせない」とされる方も
多いですが、野菜の中にも炭水化物=糖質が含まれます。
一つの栄養素をまるっきり無しのご飯を食べていると、必ず
欠乏病が出てきます。犬猫の諸悪の根源は炭水化物=糖質と単純に考えて
良いのでしょうか?
犬猫は長く人間と寄り添って生きてきました。
炭水化物=糖質であるご飯やパン・パスタ等の麺類も食べてきています。
炭水化物が犬猫にとって諸悪の根源なら、とっくに日本トキのように
絶滅しているでしょう・・・と私は思います。
糖質は、母犬や母猫の乳の重要な栄養成分です。
何度でも言いますが、猫には猫のご飯のバランス・犬には犬のご飯バランスが
あるのです。

〔食物繊維〕

粗繊維は健康体なら5%以下(DMB)だそうです。
便秘症の猫の場合、5%ずつ素繊維を上げていくそうです。
粗繊維の上限は15%ですが、この量は療法食になります。
繊維が多すぎると、栄養吸収を妨げたり、脱水状態、下痢
になったりします。
繊維の種類も色々あるので、急に便秘になった猫ちゃんは
迷わず、獣医さんに診察してもらってね。

〔脂質〕

エネルギー、必須脂肪酸の供給、脂溶性ビタミン吸収に必要。

粗脂質として10%~30%までとされていますが、
肥満の猫は8%~17%に押えるそうです。

猫は脂肪酸濃度25%の食餌を好むそうです・・・

最小値 リノール酸 アラキドン酸 粗脂肪
AAFCO 0.5% 0.02% 9%
NRC 0.5% 20mg
CVMA 1% 100mg 9%

9%の粗脂肪が入っていれば、これらの基準値はクリアーされています。
(↑素脂質10~30%のこと↑)

猫の本にも、猫にアラキドン酸は必要と記述されています。
アラキドン酸は動物の脂肪にしか含まれていないので、
必ず猫ご飯には、動物の脂肪を入れてね。
(鶏肉の皮付き胸肉やモモ肉、鶏肉の皮、バター)

魚オイルを含む猫ご飯には、食事1kgあたりの魚オイル1gに
10IUのビタミンEを補うべき、とAAFCO基準値は推奨しています。
不飽和脂肪酸を長期間食べ過ぎると、猫は黄色脂肪症になりやすい
ので、ビタミンEの添加が必要とされています。
お魚猫缶の食べすぎに、気をつけてね。

脂肪酸n6とn3のバランスが今注目されています。炎症性疾患、腎臓病、
癌などの病気に、効果があると言われていますが、推奨バランスがまだ
分かりません。これぐらいが良いのでは、とされているバランスはあります。
・腎臓病  n3を 1としてn6 が 2.5 (n6 2.5 : n3 1 )
・炎症性疾患 n 3の総量は体重あたり50~250mg/kg
・癌  1)乾燥重量でn 3 は5%以下にする。
2)n6 :n3 比 0.3以下
これぐらいが、よいかもと言う比率ですので、あなたの獣医さんに
お尋ね下さいね。

 





(各油名は脂肪酸を含む多い順)
◆バルチミン酸
パーム油、ラード(豚の脂)、ヘッド(牛の脂)、
バター、牛脂身肩ロース、牛脂身サーロイン、
豚脂身ロース、ショートニング












n9系

ω9

(各油名は脂肪酸を含む多い順)
◆オレイン酸(酸化しにくい)オリーブ油、菜種油、ヘーゼルナッツいり、
調合サラダ油、マカダミアナッツ、
牛脂、豚脂、落花生油、米ぬか油、
パーム油













n3系

ω3

(各油名は脂肪酸を含む多い順)
(酸化しやすい)
◆EPA・DHA
EPA
すじこ、はまち養殖、まいわし、身欠きにしん、
本マグロ脂身、さば、マダイ養殖、ブリDHA
本マグロ脂身、すじこ、マダイ養殖、
ブリ、サバ、はまち養殖、はも、うなぎ、
さんま、さわら、いわし、あじ、ししゃも生干し

◆α―リノレン酸
フラックスオイル(亜麻仁油)、しそ油、
菜種油、調合サラダ油、調合油、大豆油、
ごま油

DHA/EPAはα―リノレイン酸からも体内で
合成されます。

n6系

ω6

(各油名は脂肪酸量の多い順)
(酸化しやすい)◆リノール酸
サフラワー油、ひまわり油、綿実油、
とうもろこし油、ごま油、調合油、

◆γーリノレン酸
月見草油など

◆アラキドン酸
鶏肝臓、卵白生、まだこ、鶏砂肝、
ささみ、ほたるいか、

(脂肪酸参考文献 5訂食品成分表 女子栄養大学)

毎日の猫ご飯の、ちょっと練習・・・健康な成猫
素タンパク質40%
素炭水化物 35%
素脂肪   25%
こんな感じで、栄養計算する前に
%合わせの練習すると、栄養計算もしやすいかも~

・脂溶性のビタミンもどれくらいあればいいのか・・・
悩みはどんどん出てきます。過剰症があるし・・・

〔ビタミンA〕

乾燥重量1kgあたり 最小値 最大値
AAFCO 5,000 IU
(1,650μg)
750,000 IU
(24,750μg)
NRC  3,300 IU
(1,089μg)
CVMA  10,000 IU
(3,300μg)
87,000 IU
( 28,710μg)

日本食品標準成分表・五訂からビタミンAの単位が
IU国際単位からμgマイクログラムに変わりました。
mcgと表示される場合もあります。

毎日のご飯では、AAFCO最小値の2倍~3倍ぐらいのビタミンAは
大丈夫かなと思っています。

サーモンオイルには、ビタミンAやビタミンDが含まれている
商品があります。高単位で含まれる場合もありますので、
気をつけてください。

CVMA栄養素基準値の方は、10,000IUが最小値、AAFCO基準値の
2倍になっています。
あるときはAAFCO基準値、あるときはCVMA栄養素基準値のビタミンAと
迷える飼い主は、さまようのです (?_?)

〔ビタミンD〕

乾燥重量1kgあたり 最小値 最大値
AAFCO 500 IU
(12.5μg)
10,000 IU
(250μg)
NRC  500 IU
(12.5μg)
CVMA  1,000 IU
(25μg)
10,000 IU
(250μg)

日本食品標準成分表・五訂からビタミンDの単位が
IU国際単位からμgマイクログラムに変わりました。
mcgと表示される場合もあります。

ビタミンAやDは過剰症が心配なビタミンです。
毎日最大値を超える量を食べさせないようにしてね。
適量を心がけて下さい。

毎日のご飯に、猫用マルチビタミン&ミネラル剤も使います。
これらにも、ビタミンDやビタミンAが含まれていますので、
うちの猫ご飯は、多くても最小基準値の2~3倍ぐらいです。
これが良いか悪いか・・・わかりません

〔ビタミンK〕

ビタミンKは色々な食材に入っているので、手作りご飯でも多く
なります。脂溶性ビタミンですから、過剰症が心配になりますが、
他の脂溶性ビタミンと違って、肝臓で迅速に代謝されるとか、
あまり神経質にならなくてもと思います。

サケやマグロが多量に入っている市販フードを食べた猫で、
ビタミンKの欠乏症があったそうです。
魚中心の猫ご飯の方は、ビタミンKの不足に注意してね。

AAFCO基準値では最大値は設定されていませんが、25%以上の
魚肉を含んだ猫フードには、DMBで0.1ppmのビタミンKを補給する
ように推奨しています。これがどれくらいの量になるのでしょうね?

〔亜鉛〕

亜鉛は、免疫アップとか解毒作用が取り上げられていますが、
亜鉛サプリメントを、過剰に添加しなように、気を付けてください。

乾燥重量1kgあたり 最小値 最大値
AAFCO 75mg 2000mg
NRC 50mg
CVMA  75mg

 

〔各栄養素 上限値〕

 

 乾燥重量 1kg 上限値
栄養素名 CVMA栄養素基準値 上限値 AAFCO基準値
上限値
タンパク質 55%
脂肪 50%
カルシウム 4%
1500mg/kg
セレン 10mg/kg
ビタミンA 87,000 IU/kg
(28,710μg)
750,000 IU
(24,750μg)
D 10,000 IU/kg
(250μg)
10,000 IU
(250μg)
E 1,000IU/kg
K 2,000IU/kg
チアミン 5,000mg/kg
リボフラビン 100mg/kg
パントテン酸 2,000mg/kg
ピリキドキン 50mg/kg
ビオチン 1mg/kg
B12 6,000μg/kg
C 10g/kg
メチオニン 1.5%
亜鉛 2000mg

CVMA栄養素基準値の上限値です。最小値と間違えないでね。
これを超える手作り食って作れないと思うけど、
生肉・生内臓肉食派の方はビタミンA過剰にお気をつけ下さい。

(以上の参考文献 「小動物の臨床栄養学」 学窓社
なんか、よく分からないって方、この本買って読んでね)

・以上が、気をつける栄養成分です。
鉄、銅、亜鉛は最大値が各基準値とも、決められていたり
いなかったりですが、最小値の5倍10倍とかにしないで、
セイゼイ2~3倍ぐらいに留める方が無難だと思います。
食材で鉄、銅、亜鉛は最小値までも、いかないんですね・・・

・水溶性ビタミンは、少々多くても気にしなくても良いのですが、
サプリメントを加える時は、最大値を超えないようにして下さい。

・栄養計算をしてみると、私が作る猫ご飯では、微量ミネラルや
ビタミン類が基準値を満たさないと分かったので、猫用ビタ
ミン&ミネラル剤を猫ご飯に添加しています。
足らない栄養素のサプリを単独で添加する方法もありますよ。

猫用ビタミン&ミネラル剤は、100gで成分を計算して、
栄養計算表に追加してください。
栄養剤で、栄養過剰になってもいけませんから。

すべての栄養を食べ物で摂取する・・これは計算だけなら出来ますが
猫にとって食べてはいけない食品があるので、あまりお勧めは
しません。足らないものは、あっさりとサプリにたよっています。

栄養計算はメンドクサイけど、これ(栄養計算表)使って頑張って下さい。
猫が食べてくれて、栄養があるご飯作りって
ヤリガイありますよ~・・・声が小さいって・・(p^-^)p ファイト

少し書き加えたり、削除したりしました(2006年12月)

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2016年9月15日
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