とうとう抜歯

 +++とうとう抜歯しました+++

歯石を綺麗に取らないと、やっぱり歯肉炎が進行してしまいました。「破歯細胞性吸収病巣」の細菌にすっかり取り付かれていました。歯はもうスカスカのボロボロ状態、ここまでボンヤリしていた、オオボケ飼い主で、まさに「許せ猫m(__)m」です。

数年前、歯石取りを近所の獣医さんにお願いした時、『麻酔をかけたら心音が下がったので、歯石は取れませんでした』と帰されてから何年たつでしょうか・・覚えていない(;^_^A

それ以後、麻酔が怖くて歯石取りが出来なかったんですが、努力すれど(何週間もサボったこともあるけれど)歯石を綺麗に取らないと、うちの猫はダメだったようです。

2年ほど前でしょうか、歯茎が赤く腫れて歯にかぶさるようになってきました。痛がって歯ブラシはさせてくれませんでした。スポイドでうがいをさせたり、ビタミンEをぬっても良くならないし、近所の獣医さんへ検診に行った時に見てもらいました。
獣医さんのお話では、猫は良くなるしね~、たいした事ないな~~と話されたと記憶しています。(記憶違いかな~(^^ゞ)

歯茎がかぶさったようになった歯は、やがて消えてしまいました。どこへ行ったんだろうと思いつつ、また歯ブラシをさせてくれるようになったので、そのままにしていました。

去年の秋も深まった頃、以前消えた歯の上の歯茎が、またかぶさって来ました。やはりこれって良くない歯の病気ではないだろうか、と不安になりました。今年 は大雪が降ったりで、いつもより寒い冬だしと、なかなか遠い歯の専門医へ行く気持ちになれませんでした。食欲も変らない、食べる時も痛がりませんでした。
やっと寒さが緩んだ2月の末、歯の専門医へ電話して予約を入れました。

歯に歯茎がかぶさって
いるでしょう・・・
赤く腫れている歯茎の真下の歯が2年前に消えてなくなりました。

 

 

 

犬猫の歯科専門病院と言うだけあって、素人が見ただけでもすごい設備がありました。

初めての診察は、猫に拘束服を着せて、口の中の観察と、レントゲンで見て抜歯する本数を決めるんです。また飼い主が歯磨きを続けられるかどうかで 歯をどれくらい残すか決める様です。

歯茎の赤い腫れは、「破歯細胞性吸収病巣」でした。
う~~ん、歯石を取らずになんとかなるかと 思った自分が甘かった。

この病気は、なぜか猫に多く見られる歯の病気だそうです。歯を破壊しやがて歯槽骨と歯が 同化してしまって、歯槽骨も溶かしてしまうそうです。次々と健康な歯にもうつっていくので、早く 治療したほうが良いそうです。猫の歯が消えてなくなったわけが、分かりました。
(見た目は、歯が溶けて・・ダンダン歯が小さくなっていきました)

原因になる菌などは特定されていないそうでが、治す方法は抜歯しかないと仰っていました。

数年前に、歯の専門医へ行けばよかった・・・ 今頃後悔しても、後の祭りなんですよね~(T_T)

レントゲンもすべて見せてもらって、説明も受けました。うちの猫はすっかり歯槽膿漏状態でした。

先生のお話では、難治性口内炎も抜歯によって完治するそうです。 ステロイドを長く飲むこともないそうです。 ただ、あまりにも高齢とか内臓の病気が重くなりすぎると、いくら良い人間用の麻酔を使っても抜歯は難しいそうです。何事も早い目ですね。

抜歯する歯を診察やレントゲンで決めるのですが、手術の時にもレントゲンを撮って 調べながら、抜歯するそうです。
この日は、抜歯手術の日時を決めて帰りました。

3月2日抜歯手術

抜歯手術の前日の夜ご飯を食べると絶食します。 抜歯って人間もですが手術の部類に入るんです。猫は人間のようにおとなしくしていませんから、全身麻酔になります。歯茎に注射して、ハイ抜きますよ~なんて 簡単にはいかないです。

手術の見学を勧められましたので、おそるおそる見学しました。 準備が整ったのでどうぞと言われて、手術室に入ると猫はもう麻酔でグッタリして仰向けになっていました。 人工呼吸のためのチューブがノドに入っていて、心音を知らせる音が響いていました。

麻酔も色々有るのだと、あらためて思いました。数年前に去勢手術した時は、縫いぐるみのように硬くなっていて驚きましたが、麻酔が切れると、だんだん体が柔らかくなりました。
今回はこのような、カチカチ麻酔ではなく、猫の体はしなやかでした。口も180度ぐらい開いていました。小さな猫の口ですから、いくら大きく開けていても大変な作業だと見て取れました。

抜歯後の先生のお話では 歯がもうボロボロになっていて、1つの歯を分割して少しずつ抜いたそうです。 抜いた歯を見ると小さなカケラになっていました。 小さく割れた歯はもらって帰ってきました。

歯の形を保ったまま、抜けた歯は2本だけです。

小さく割って抜く・・大変な作業ですよね~

 

 

 

抜歯5本、歯槽骨も綺麗にお掃除し、縫合まで1時間半でした。 縫合って・・ハサミのようなものでうまく 縫って止めていくんですね・・鮮やかな手さばきでした。抜糸しなくて良い糸を使ったそうです。

術後、ぐったりした猫が元に戻るかしらと心配しながら、麻酔が切れて元気になるまで、私たちは一旦家に帰りました。

夕方迎えに行くと、もう元気そうにしていましたが やはり少しビクビクした感じでした。1日1回の抗生物質と消炎剤が処方されました。
家に帰ってからのケアーが問題です。歯磨きなんて傷口が痛いだろうし、脱脂綿でソット拭くにしても、猫は嫌がる だろうし、と思って尋ねました。

これで良いんだよ~と先生が出してきたのはスワンの首のプラボトル・・・
これで、いいんですか~?!
「お水をチューッと歯茎にかけてやればいいんだ」と先生は仰る。
ナルホドね~
このボトルなら、家にゴロゴロしてる。

先生の所で見たスワンの首は、少し先のほうが 切ってありました。先があんまり尖っているのもね~ 歯茎に刺さったら大変だもの。

これが、スワンの首ボトルです。
正式には、なんて名前なんでしょう?赤いのが消炎剤
茶色の瓶が抗生物質

 

 

 

歯磨き剤について質問しました。
最近は、乳酸菌入りの歯磨き剤がありますが、これって猫に良いのでしょうか?
先生は「水で良いんだよ、
歯垢が一番付かないのは唾液だからね。
だから毎食後にお水で洗うだけでも
歯石は付かないんだ。」
へ~~×10です~ 水でいいの?歯磨きするより、お水チューッのほうが、ずっと楽ですよ(^^)・・でも毎食後~(T_T)

これから、1日2回のご飯にしなくては! 3回も4回も食べていたんじゃ、1日中猫を 追い掛け回すことになる・・・ 猫よ、今日からご飯は1日2回よ・・なんて 猫に宣言して、連れて帰りました。

先生の腕も一流・設備も一流・・よって手術費も一流です。 歯石取りだけならもっとお安く済むんですから、みなさん、早く、良い獣医さんで、綺麗に歯石を取ってもらって下さいね。

     +++お水チューうがい+++
綺麗になった歯の維持ですが、確かにお水うがいは簡単です。やってみると良く分かりました。歯茎がしっかり治ったら、やはり残った歯は、歯磨きも必要か な~と思います。歯の裏側なんて磨かせてもらえないけれど、お水うがいと共に、歯を磨いたり、拭いたりして、残った歯を維持して行きたいです。

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術後当日木

猫はひたすら眠っていました。
そうですよね~
付き添った私たちも家に帰ると、どっと疲れが出ました。

術後1日目金
お腹が減れば訴える様になりました。
食べた後は、お水でうがい。
食事内容は牛モモ肉とサプリメントです。
猫のおかゆは、生肉ですからね~

牛モモ肉の生をフードプロセッサーでひいて、カツオ出汁で延ばしたご飯。

ビタミンB群・プロバイオティックス・
猫用マルチビタミン&ミネラル剤・食物繊維。
繊維以外はいつもより多い目です。

ホメオパシー
ハイペリーカム・アルニカ

排尿排便は無し

術後2日目土

昨日より動き回るが、ひたすら窓辺で日向ぼっこしていました。

食事・サプリは前日と同じ。

排尿、排便無し

術後3日目日

排便はともかく、全然オシッコしないよ~
いくらなんでも、なんでオシッコしないの?

追加したサプリ
レスキューレメディーとクラブアップル。
ホメオパシーのスタッフザグリア200cを
1回に3粒飲ませて、1時間後にまた3粒飲ませる。

お昼過ぎに、ふと気が付くとお風呂マットが
クチャッとなっている、ハッハ~ン!猫は
ここにオシッコしたな~とさわると
グッチョリしてる・・
よかったオシッコが出て(^^)

洗濯機に丸まったバスマットをほりこんで
水洗いする・・・
ア~ッ!!
ウンチが洗濯機の中で
グルグル廻っていました(T_T)

洗濯機の大掃除のおまけつきでした・・
猫は、気持ちよさそうに窓辺の日向ぼっこ。

生肉とサプリは、前日と同じですが、以下を追加しました。
うがい水にクラブアップルを数滴たらす。
スタッフザグリアは3粒を20ccの水で溶かして、
数滴スポイドで与える。
ビタミンCを食事に混ぜる。

術後4日目月

ソロソロ普通の食事にしようと、いつものご飯を出す。少し口をつけただけ・・
ま、いいか~、しばらく生肉だけでいいよ~と甘くなる・・・

術後5日目火
やはり生肉とサプリだけでは、良くないだろうと猫ご飯を作りなおす。

牛モモ肉だけでは、経済がもたないので、鶏ひき肉を混ぜました。サツマイモ、カボチャ、青梗菜、ブロッコリーがメインです。アスパラガス・セロリ・パセリは気持ち程度入れました。
カルシウム。タウリン・亜鉛を追加サプリとして、猫ご飯に混ぜました。

このご飯はよく食べてくれます。ヤレヤレです。

サプリ類は、同じ。

術後6日目水
食欲も戻り、ウンチ、オシッコも快調なので、食物繊維をご飯に混ぜるのをやめました。

サプリ類は、同じ。

術後6日目木
明日、手術後の検診です。
猫は、ご飯と訴えるし、オモチャでも遊びますが、
でもひなたぼっこしているほうが多いですね。

ウンチ、オシッコは普通。

食事内容とサプリは同じ。

術後7日目金
今日は手術後の検診でした。
炎症もなく良好だそうです。
歯茎に消毒液をかけてもらって、お終いでした。
それを見ていて、お家で出来る消毒液をハーブで作ってみようと思いました。

これから、食後はうがいを忘れずに実行して、残った歯を大切にしたいです。

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左右上の歯の奥歯は、ほとんど抜きました。上下共に牙に近い歯と前歯が残っています。
角切りのお肉も食べていますから、食べることは大丈夫なようです。

歯石で歯が茶色になっている、歯茎と歯の境目が赤くなっている・・・このような状態なら、早く歯石取りをしたほうが良いですよ。
うちの猫も3年早く歯石取りをしていれば、もっと歯を残してやれたと思います。

歯周病(昔は歯槽膿漏)の菌は、肝臓・腎臓・心臓などに入り込み、臓器を痛め病気を引き起こすと言われています。たかが歯茎と思わずに、早く処置してあげ てね。犬猫の歯科専門獣医さんは少ないですが、歯の治療に熱心な獣医さんはいると思いますので、ネットで調べてみたり、獣医さんに尋ねたりしてみてね。

反省でこのページは終わりますが、やっと抜歯が出来て残った歯も綺麗になって、「肩の荷が降りた」気持ちです。

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2016年9月15日
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